近年、小学校受験を考える家庭が増えています。これは、中学校受験が広く浸透して来たことにより人気のある学校の難易度が及び倍率が上がったため、受験者数が中学校受験より少ない小学校から入ろうと考える家庭が増えたこと、また単純に小学校受験の認知度が上がったことが背景にあると考えられます。では、もし小学校受験をしようと考えた時どうしたらよいのでしょうか。まず真っ先に思いつくのはお受験用の塾に子供を通わせることだと思います。最近では塾の数も増加傾向にあり、家からそう遠くない塾が見つかるでしょう。あとは受験する学校を事前に見学し、先生方のお話ですを聞き、その学校がどのような子供を求めているのか、早めに把握することが大切になってきます。実際に受験日当日に気にするべきポイントを以下にまとめました。

受験当日は子供のここが見られている

いよいよ受験当日を迎え、万全の体制を整えて受験に挑まれると思います。ペーパーテストの内容自体は塾や家庭でたくさん練習して準備万端だとしても、保護者の方が不安に思われるのは、当日テストの出来以外でどのようなことがチェックされているか、だと思います。最近、大手の塾でも幼稚園児を対象とした入塾テストを行うところが増えてきましたが、その時にテストの結果よりも見られているのは、子供がテストを受ける時の態度です。実際のテスト問題の出来はもちろん大切ですが、それよりもテスト監督者がチェックするのは、テストを解いている時の態度と説明中の態度です。よく散見されるのは、貧乏ゆすりをする子供や終わった後寝てしまう子供、鉛筆の後ろを齧ってしまう子供です。この中でも貧乏ゆすりは普段は気付きにくいので注意が必要でしょう。

集団行動のテストではここが見られている

小学校受験ではペーパーテストの他に面接、及び集団行動の試験がある学校がほとんどです。ここでは集団行動の試験で見られているポイントについて解説します。集団行動の試験では、特に何をしなさいといった指示はなく、広い体育館に様々な遊具が置いてある空間に受験者全員が一斉に入れられ、一定時間好きに過ごしていいと言われます。ここで、初めてのお友達と仲良くできるかという社交性や、遊具を丁寧に扱うことができるか、また何も指示がない状態で、自分で考えて行動出来るかが問われます。ここで無理に元気ハツラツに遊ばなくてもよく、散らばったフラフープなどの遊具を黙々と色分けして片付けている、というのも高評価になります。このように、普段から自分で考えて行動出来るようにしておくのが大切です。